活気ある区制25周年に 栄区 平成23年度の区制運営方針を発表
栄区は今月、平成23年度の区政運営方針を公表した。横浜市民意識調査などから浮き彫りになった栄区の現況や昨年度の振り返りを踏まえて決定したもの。
今年度も昨年度同様、「みんなが主役の元気なまち・栄区〜誰もが暮らしやすく、活力あるまちを目指して〜」の実現に向け、区と地域が一体となって「栄区まちづくり行動計画」「第2期栄区地域福祉保健計画」を着実に推進することを基本目標に掲げている。
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目標達成に向けた重点施策は4つ。世界保健機関(WHO)協働センターが推進し、一昨年度から栄区で展開している「セーフコミュニティ」の取り組みを広げることや、区民団体の活動を行政が支援し、団塊世代を中心に新たな人材育成を図ること、医療関係の諸団体と行政が一体となり、「さかえ地域医療推進会議」を設置して、栄区の地域医療の実態を明らかにし、地域医療の連携を図ることなどを通して、より豊かな栄区を目指す。
子育てしやすい環境に
高齢化率が横浜市内で最も高い栄区は、若者の呼び戻しも重要な課題。平成24年4月1日時点での「待機児童ゼロ」を目指し、昨年度オープンした「次世代交流ステーション」などを活用、本郷台駅周辺地区のバリアフリー化や駅前広場での音楽イベントなどを行い、子育てがしやすい環境づくりをすすめていく。また、文化やスポーツなどのイベントを通して区制25周年を区民一丸となって盛り上げ、活力・活気につなげる。
”参加と協力の輪”を
区民の関心が高い自然環境の保全と継承、脱温暖化、資源化の推進についても、昨年度に引き続き盛り込んだ。今年度は、東日本大震災の影響による電力不足に対応するための節電の呼びかけにも取り組み、栄区の魅力資源である水・緑・自然環境を継承していくための”参加と協力の輪”を広げながら、地産地消の普及にも努めていく。
区役所窓口サービスをより一層向上させるため、これまでの「正確・公正」「迅速」「親切丁寧」のほかに、「おもてなし」の気持ちを大切にすることを加え、広聴や広報を通じて区民と区役所の双方向性を高めていく。
区政運営方針の詳細は栄区ホームページ上で現在公表中。区政推進課窓口でも冊子を配布している。
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