smileproject 被災保育園に笑顔届く Tシャツ555枚完売 100万円を寄付
桂町の美容室「ヘアージャングルTETSU」の三賀森哲也店長の呼びかけで行っていた「yokohama smile project2011」が7月12日、東日本大地震で被災した福島県いわき市の「はと保育園」(社会福祉法人春日会/坂本佳友理事長)に寄付金100万30円を直接届けた。
同プロジェクトは1枚2800円のチャリティーTシャツを販売し、そのうち1800円を被災地への義援金にあてるもの。555枚販売すると約100万円になるため、同店のほか、三賀森さんと親交のある栄区や港南区内の飲食店店頭などで販売、555枚の完売を目指してきた。
Tシャツの完売を機に、三賀森さんは知人である鎌倉市の岩瀬保育園分園「オランジェ」の冨田知敬園長に寄付先を相談。紹介された日本保育協会を通じて、同園への寄付が決まった。
「はと保育園」は東日本大地震の影響で事故のあった福島第一原発から35Kmに位置している。避難区域ではないものの、地震により園舎の壁にはひび割れができ、園庭の一部は陥没している状態。また、放射性物質への懸念から園児は外で遊ぶことができない状況が続いている。
寄付金を受け取った坂本理事長は「園舎や遊具の修繕に役立てたい」と涙ながらに善意に感謝した。
現地の様子を見た三賀森さんは「原発事故が収束しないと手が付けられず、沿岸部のがれきはそのままの状態だった。今後もはと保育園と交流を続けながら、現地に足を運んで復興を支援したい」と話していた。
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