あーすぷらざ 国際活動拠点の機能強化へ 市民団体向け事務室開設 入居団体を募集
本郷台駅そばの「神奈川県立地球市民かながわプラザ」(通称・あーすぷらざ/安部晋弘館長)に10月、国際交流や国際協力、多文化共生に関わる活動を行う市民団体のための事務室がオープンする。各団体の活動や団体間の交流などを盛んにし、国際交流や多文化共生の拠点としての機能強化を図ることがねらい。同施設を管理する社団法人青年海外協力協会では8月末まで、入居を希望する団体を募集している。
市民団体向けの事務室は、現在同協会が事務室として使用しているスペースの一部をパーテーションで区切って設置。約130平方メートルの広さに12団体(ブース)程度の入居を見込む。
ブースの広さは約2平方メートル・5平方メートル・10平方メートルの3種類で、活動規模などに応じて選択が可能。各ブースに机や椅子、キャビネット、電話回線など活動に必要な設備が揃っているほか、ブースとは別に同協会と共同の作業スペースも利用できる。使用料は広さに応じて月5000円から2万5000円(光熱水費込み/通信費別途)。
応募資格は営利目的ではなく、さまざまなものへの利益増進に寄与することを目的としていること、5人以上で組織し、予算・決算を適正に行っていること、神奈川県内で活動していることなどで、応募時の資料を有識者による選考委員会が審査し、9月中旬に入居団体を決定する。
同協会が事前に行ったアンケートでは「自宅や公共施設の会議室を拠点にしていると答えた団体が多かった」と言い、同協会では「固定の事務室を持つことで活動がしやすくなれば」としている。また、他団体や同協会と同じ場所を利用することで「接する機会が多くなり、自然と交流が生まれるのでは」と期待する。
利用期間は今年10月1日から25年3月31日まで。継続する場合は平成25年度以降に再度選考を受け、更新する必要があるが、更新回数の上限は設けていない。安部館長は「利用継続期間の上限を設けている施設もあるが、良い活動は長く支援していきたいため、上限は設けなかった。隣接する青年海外協力協会の事務室には青年海外協力隊の出身者が約20人いる。力になれることも多いと思う」と話している。
希望者はあーすぷらざホームページより所定の書類をダウンロードして、8月31日(水)までに応募する。
問い合わせはあーすぷらざ【電話】045・896・2916まで。
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