「てんかん」正しく理解を 飯島町・田中神経クリニック院長が講演
社会福祉法人杜の会 SELP・杜が主催する「杜の講演会」が10月1日にあーすぷらざ映像ホールで行われた。
今年度2回目の開催となる今回のテーマは発作を繰り返す脳の病気「てんかん」。
全国でも350人ほどしかいないてんかん臨床専門医で、飯島町にある田中神経クリニックの院長・田中正樹氏が講演した。
同法人では、今年4月に栃木県鹿沼市で、てんかんの青年がトレーラーを運転中に発作を起こし、小学生6人を死傷させた事故に着目。多くの人に「てんかん」を正しく理解してもらおうと、このテーマを選定したという。
会場にはてんかんの患者と関わる機会のある学校関係者や福祉施設の関係者、近隣に住む人など約70人が集まり、講演に耳を傾けた。
田中院長はさまざまな症例や事例を挙げながら、「てんかんには特発性や症候性など色々な種類がある。”てんかんだから”と一つに捉えてはだめ。治療により安全な社会生活が送れることを知ってほしい」と話した。
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