西本郷小学校(上田昭紀校長)の5年生81人が横浜市の地図情報ポータルサイト「よこはまっぷ」を利用して「わたしたちの町マップ」を製作し、12月10日に同校で行われた「きずなフェスティバル」の中で、来場者に披露した。今年度中には内容をより充実させ、インターネット上で広く公開する予定にしている。
「よこはまっぷ」は、現在の地図や昭和30年代の地形図、航空写真上に地域の情報を載せることができるWebGISという仕組みを使い、行政や市民が生活に役立つ地図を作って提供するインターネットサイト。区民生活・地域の魅力・施設案内・学校学習・その他のカテゴリーがあり、すでに「とつか子育てマップ」や「青葉区ウォーキングマップ」「カーシェアリング拠点マップ」など、各区が生活に役立つさまざまな地図を公開している。
5年生は、週2時間ある総合学習の授業の中でマップ作りに取り組んできた。当初は、学区内の危険な場所を落とし込んだ「安全マップ」を製作する予定だったが、地域の優しさや歴史も多くの人に知ってもらおうと、バリアフリー化している場所と、寺社や史跡などの情報も追加した。
児童は夏休みに各自で下調べをし、10月から5人1組で実際にまちを歩いて調査。各地点の写真撮影や地域の人への取材も行った。
校内外の人への公開の場となった「きずなフェスティバル」は「児童に発表の場を」と同校が4年前に始めたもの。5年生の発表会場では、児童が来場者に「よこはまっぷ」のパソコン画面操作や、製作した地図をもとに地域の特徴などを丁寧に説明した。
今回の地図製作は栄区が現在行っているセーフコミュニティの子ども安全対策分科会の取り組みの一つにもなっており、市子ども青年局と区役所、PTAなども協力。笠間小学校の6年生もすでに同様のマップ作りを行っている。
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