災害に強い地域拠点に 470人が参加し、千秀小で大規模訓練
千秀小学校地域防災拠点運営委員会(磯崎保和会長)は1月29日、同校グラウンドで防災拠点訓練を行った。訓練には、千秀小の児童や教職員のほか、田谷町内会、金井町内会、長尾台町内会、住友電気工業(株)、地元消防団員などから約470人が参加。
グループに分かれて起震車やAEDを使っての心肺蘇生法、三角巾を使った応急処置を体験、消防団員や水道局の職員などから資機材や緊急給水栓の説明を受けた。
同訓練は毎年実施しているが、今回の訓練には初めて横浜市消防局のヘリコプターが参加。火災で逃げ遅れ、屋上にいる人をヘリで救助する方法を実演した。また、屋上からロープを伝って降下する訓練も披露され、児童は「忍者みたい」と話しながらその様子を見守っていた。
千秀小の市川幸男校長は「子どもたちも勉強になったと思う。学校は災害時、地域の人が避難してくる場所。できるだけ便宜を図りたい」、訓練を見守った尾仲区長は「不安だけで終わってはだめ。こうした訓練の積み重ねが大事だと思う」とコメント。磯崎会長は「災害に強い地域の拠点にしたい」と話した。
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