積極的に意見を出し合う
「アートdeつながるショップ・ショップ・ショップ」が今年も11月18日（日）から24日（土）まで、栄区内で開催される。さまざまなジャンルのアーティストが商店とコラボレーションして店舗をギャラリーとして活用、地域の活性につなげるこの取り組み。３回目を迎える今年はより規模を拡大し、イベントを盛り上げようと、準備が進められている。
これまで「栄区商店街連合会」と区内で活動する「さかえdeつながるアート実行委員会」、「地域通貨プロジェクト・イタッチ」の３団体で構成する「アートdeつながるショップ振興会」が主催し、環状４号線沿いに並ぶ、「栄通り商栄会」と「本郷商栄会」に加盟する商店を会場にして行ってきた同イベント。
今年からは商店会の有志者８人からなる「さかえ・ショップ＆アート」（廣田優会長）が主催、両商店会の区域内であれば商店会に加盟していない店舗でも参加可能とし、昨年の２倍近い25店舗ほどの参加を見込んでいる。
参加店とアーティストを募集し、審査して決定後、主催者側が店舗とアーティストの組み合わせを決めて、両者が話し合い、店のイメージに応じた作品をアーティストが製作するのが過去２年間の流れ。コミュニケーションを図りながら、新たな作品を生み出す狙いがあった。
しかし、１年目は「アーティストに店を貸しているという意識の店が多かった」と廣田会長。アーティストも、どの程度店をいじっていいのか分からず、予め作っていた作品を店内に並べる程度に終始した例もあったという。「昨年は店側もどうアーティストと関わるかを考えていた」と話すのは参加したアーティストの一人、武村綾矢子さん。「地域と密接に関わりたいと考えているアーティストには魅力的なイベントだと思う」と話し、主催者側の会合にも参加してアーティスト目線で意見を伝えている。
アーティスト募集中
今年は両者がより密にコミュニケーションを図ることを目指し、現在栄区を中心にジャンルを問わずアーティストを募集中。ホームページから応募用紙をダウンロードし、活動記録を添えて郵送かメールで応募する。９月30日締切。
開催期間中は区民が参加して各店舗を巡るアートツアーやスタンプラリー、人気投票などを行う予定。初日の11月18日には、盛大なオープニングイベントも実施する。問い合わせは事務局（大谷さん）【メール】info@shop3.me、イベントや応募の詳細はホームページhttp://shop3.me/まで。
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