野七里に拠点を置くサッカークラブチーム「エスぺランサ」のジュニアユース(U-15)が11月10日に三ツ沢球技場で行われた「第47回横浜市長旗争奪ジュニアサッカー大会」決勝でFC緑(緑区)に2対0で勝利し、優勝を決めた。同チームは6月に「県U-15クラブユース選手権」、9月に「県U-15リーグ(トップリーグ)」も制しており、創設8年目にして初の3冠達成となった。
約100チームからなる県U-15サッカーリーグの上位10チームによる「トップリーグ」に属するエスぺランサジュニアユース。今季はアルゼンチンで1年半のサッカー研修経験を持つ井上海希選手をキャプテンに据え、各大会に挑んだ。
9月に県U-15リーグのトップリーグを制し、栄区代表として弾みをつけて臨んだ今回の市長旗杯。SCH FC(泉区)との初戦を3対1で難なく勝ち上がり、準々決勝では関東1部リーグに属する格上の強豪・横浜F・マリノス(西区)と対戦。2点を先制後、1点を返されるも、再び追加点を挙げて逃げる戦いを繰り広げ、5対3で勝利した。その後は公文国際学園中(戸塚区)との準決勝を7対0、FC緑との決勝を2対0と、相手に得点を許さず終始エスぺランサペース。大会優勝とともに3冠を達成した。
関東リーグ参入に挑む
「選手それぞれの個性が生きるよう、チームが子どもたちに合わせる雰囲気」というエスぺランサ。現在中学生を対象にしたジュニアユースにはセレクションを経た103人が所属している。中でもU-15は「負けていても負ける気がしない、勝負強いチーム」とコーチらは評価。「勝つことは嬉しいが、プロを目指して強くなってほしいので、今はあくまで通過点」と成長に期待する。
県トップリーグを制したことで12月8日(土)と9日(日)には1つ下の学年U-14が、埼玉県熊谷市で行われる来季の関東リーグ参入をかけた戦いに挑む。県内のクラブチームから関東リーグに参入したチームは過去にない。初戦は千葉県では無敗の「ラルクベール」。「U-14は技術力が高いチーム。来年は今年以上の結果が求められる」と話し、さらなる高みを目指す。
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