栄区交通安全対策協議会は11月17日、いの山東公園で「スケアードストレート」を取り入れた交通安全教室を行った。
スケアードストレートは、交通事故や犯罪が発生する状況を直視し、恐怖を視覚で体験することで、事故や犯罪につながる危険行為を未然に防ぐ教育技法。命の大切さを再認識させるねらいもある。
会場では、スタントマンのチーム「Super Drivers」が、自転車と乗用車、自転車とオートバイ、トラックと自転車、歩行者と自転車など、実際に起きた衝突や巻き込み事故の事例を複数再現。集まった地域の人たちなど約150人は不安げな表情を浮かべながら、その様子を見守った。また、オートバイや自転車との擦れ違いざまに起こるひったくり事例についても再現し、それぞれの事故や犯罪がなぜ起こったのか、どのようにすれば防げたのかなどが分かりやすく説明された。
教室に参加した小学2年生の杉本大和君は「(衝突は)すごく迫力があった。自分も自転車に乗っていて曲がり角で車とぶつかりそうになったことがある」と話し、母親も「子どもに事故の怖さを認識してもらおうと思って来たが、大人でも勉強になった。また機会があれば参加したい」と話していた。
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