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栄区版 公開:2013年2月14日 エリアトップへ

本郷ふじやま公園の事務局長で、10周年記念行事実行委員会の委員長を務める 辻 登さん 本郷台在住 80歳

公開:2013年2月14日

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パワーをもらえる公園に

 ○…「登録ボランティアは毎年140人前後。行事ごとに手伝う人を含めたらこれまでに数千人が関わったことになる」公園構想段階から携わり、多くの仲間と意見を出し合い、手を取り合って地域に愛される公園を作り上げてきた。「みんなで支えている公園。10周年は嬉しいし、感謝している」と目を細める。

 ○…古民家を生かした公園づくりへの提案を求める区の広報紙を見て応募したのは開園7年前の1996年。「趣味の陶芸が古民家のイメージに合っていたからやってみたかった。邪な考えだね」と笑う。当初は応募者の中から2人を選ぶ予定だったが、里山育成や歴史、染色などそれぞれに思いがあり、急きょ応募者全員で市民グループ「いろり塾」を発足。開園後も同塾メンバーが広報や里山など5つの事業部会に分かれ、今もなお活動している。事務局長として行政との調整や案内などに忙しい日々だが「苦労はするけど、楽しい。だから続いていると思う」行事の成功を喜んで帰る人たちの顔や「やってよかったね」という仲間の一言が何よりの励みだ。

 ○…「仲間と博物館で議論するのが楽しい」と歴史散策も趣味の一つ。歴史的建造物や旧跡があるふじやま公園は歴史好きにとってたまらない場所だ。退職後、県立歴史博物館で6年間展示説明ボランティアをしていたこともあり、「広く浅く。そこで得た知識はここで役に立っている」と話す。「文化財は日本でも残り少なくなっている。残していけるシステムを作りたい」

 ○…ほぼ毎月趣向を凝らした参加型の行事を催す中で最もにぎわうのが毎年2月15日の開園記念日。10周年の今年は式典や恒例の餅つきのほか、5周年の際にも好評だった江戸時代の宝くじ「富くじ」の配布などを行い、例年以上に盛り上げる予定だ。「癒された、若返った、楽しかったと、パワーを持って帰れる公園にしたい」そう語る表情に若々しさと力が満ちていた。

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