本郷ふじやま公園 あす、開園10周年 10時から式典 盛大に祝う
地域のふるさととして親しまれている「本郷ふじやま公園」(鍛冶ヶ谷1の20)があす15日(金)、開園10周年を迎える。同園ではこの節目を盛り上げようと昨春、10周年記念行事実行委員会(辻登委員長=人物風土記に掲載)を発足、準備を進めてきた。同日には式典と祝い餅つき会を行い、盛大に10周年を祝う。
横浜スタジアムの3・5倍にあたる約9haの里山の中に、古民家や旧跡、炭焼窯、弓道場、農園、工作棟などを備える同園。年間140人前後の登録ボランティアが運営を支え、毎年2万3千人ほどの来園者を迎えている。
開園のきっかけは、現在同園のシンボルになっている江戸末期の古民家「小岩井家住宅」が横浜市に寄贈されたこと。1996年に古民家を生かした公園建設の構想が具体化され、区が区民からの提案を公募。40人の応募者がボランティア組織「いろり塾」を立ち上げ、「ふるさと体験」をコンセプトとするなどの運営方針を固めてきた。
2002年には現在地から150m離れた場所にあった「小岩井家住宅」を移設。翌年、開園した。
10周年記念行事実行委員会では、記念事業として「公園のあゆみ」や「案内パンフレット」などを作成、園内5カ所の小道の名称やシンボルマークを公募し、選定した。また、「旧小岩井家住宅」が02年11月に横浜市の有形文化財に指定されながらも表示するものがなかったことから、石碑を建立。15日の式典の中で除幕し、決定したシンボルマークなどとともにお披露目される。
開園準備段階から同園に関わってきた辻実行委員長は「できる限り手作りでやってきた。ボランティアが知恵を出し合い、支えている公園」と大きな節目を前に目を細める。
記念式典は15日午前10時から園内古民家ゾーンで。シンボルマーク作品賞贈呈式や石碑除幕式の後、紅白の祝い餅をつき、先着200人に無料で配布する(引換券を9時50分から配布、11時30分から引き換え)。直接会場へ。
詳細は同園【電話】045・896・0590まで。
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