柏陽高校(山本明利校長)で3月21日、1・2年生15人と保護者、横浜国立大学の教授による座談会「横浜国大in柏陽」が行われた。
県教育委員会から学力向上進学重点校に指定されている同校では、日ごろから生徒の進路実現を目指し、生徒の主体的な取り組みを支援している。今回の座談会はその一環として今年初めて行ったもの。地元の国立大学の教授から話を聞き、大学教育の一端に触れることで、生徒が進学を含めたキャリア形成を理解し、考えることが目的。大学入試よりもさらに先を見据えたキャリア教育を実現するねらいもある。
座談会では、同大大学院環境情報研究院長で学府長の森下信教授ら3人が大学生や院生の生活、グローバル人材を育成する同校の仕組み、高校生の今やるべきこと、教授が学生に求めること、自身の学生時代などについて具体的に話した。生徒も積極的に「どういう場所に留学ができるか」「大学院入試の仕組みはどうなっているか」などの質問を投げかけていた。
「入試説明会は試験科目の説明に終始してしまうため、大学の考えや今困っていることなどを高校生や保護者に伝える場は貴重」と大学側。高校側も「生徒が積極的に質問し、予想以上に良い反応だった。互いに腹を割って話すことができ、具体的なことが分かったと保護者からも好評だった」と話した。
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