環状３号線すずかけ橋 住民待望、信号機を新設 高齢者や児童の負担軽減
不具合の有無を確認しながら横断歩道を渡った
環状３号線すずかけ橋付近に３月28日、信号機が新設された。
環状３号線は金井方面と磯子区杉田方面を結ぶ道路。すずかけ橋付近は片側２車線で、桂町戸塚遠藤線の赤坂交差点（小菅ヶ谷）と接続する地点でもあり、直進車と右左折車が行き交うが、付近は数百メートルにわたり信号機が設置されていなかった。そのため、歩行者は歩道沿いにある坂を上り、道路に架かる「すずかけ橋」を利用して反対車線側に渡ることになっていたが、高齢者には負担が大きく、同所が通学路になっている小菅ヶ谷小学校の児童も不便を強いられていた。また、近年付近に衣料品店や飲食店ができたことで、橋を利用せずに道路を横断する人も増加。２０１１年には年間７件の人身事故が発生していた。
こうした状況を受け、地元の本郷台自治会と西谷戸町内会は信号機の新設を栄警察署に要望、３年の時を経て実現に漕ぎつけた。
尾仲区長や近隣住民、バス会社職員、警察関係者らが集まって28日に行われた運用開始式では山地達也署長が信号機を点灯、歩行者が横断歩道を渡って信号機の角度や向きなどに不具合がないかを確認した。本郷台自治会の佐野嘉男会長は「念願が叶って嬉しい。我々も安全を心掛けたい」、西谷戸町内会の三橋清二会長も「通学路が便利になり、子どもたちにも喜んでもらえるのでは」とコメント。山地署長も「信号を正しく渡ることが事故防止。安全に運用してほしい」と話した。
同機は区内１２４番目の信号機となる。
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