神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
栄区版 公開:2013年4月25日 エリアトップへ

栄区民 防災拠点「場所分かる」6割 前年の2倍増に

公開:2013年4月25日

  • LINE
  • hatena

 横浜市が先ごろ発表した市民意識調査で、大規模災害時の避難場所となる「地域防災拠点」の場所が分かると答えた栄区民は約6割にのぼった。前年の同調査では3割程度で、認知度は1年で2倍に増えたことになる。栄区の担当者は「防災への意識が高まっているのでは」と話している。

 同調査は市民の生活意識を明らかにし、政策立案や市政運営に役立てようと、市が毎年行っているもの。調査は昨年5月から6月にかけて行われ、市内20歳以上の2314人から回答を得た。うち栄区民は65人。

 市政への要望などの通常の項目に加え、災害への備えについても質問された。

 地域防災拠点の認知度について、「知っているし、場所も分かる」と回答した栄区民は58・5%。前年の32・3%に比べ約2倍に増えた。「知っているが場所は分からない」としたのは15・4%で、73・8%が「知っている」と答えた。市内全体では68・1%。栄区は都筑区(75・4%)、緑区(74・8%)、西区(74・4%)に次いで4番目に高い認知度だった。

 また、負傷した際に応急手当てを行う「地域医療救護拠点」について「知っている」と答えたのは、市内全体が25・6%だったのに対し、栄区民は35・4%で、市内で最も高かった。

 栄区では、区内89の自治会町内会を20カ所の地域防災拠点に振り分けている。同拠点には区内の小・中学校が指定されており、各拠点で地域の人で構成された運営委員会が防災訓練を行っている。

 区ではこれまで、全戸配布の「広報よこはま」をはじめ、公共施設で配布している「区民生活マップ」や「栄区減災のてびき」に拠点の場所を記して周知してきたほか、職員が地域に赴いて説明する「出前講座」を継続して行ってきた。今年度は栄区防災計画の見直しも進めており、5、6月には区内各連合町内会自治会で説明する見通し。また、栄区が取り組んでいるセーフコミュニティの災害安全対策分科会の中でも積極的に触れていくとしている。区担当者は「区民の防災への意識の高まりを感じる。区でも負けずに周知に努めたい」と話している。

栄区版のトップニュース最新6

全校開始も、喫食率0.9%

ハマ弁

全校開始も、喫食率0.9% 教育

依然、完全給食求める声も

2月23日号

新大船商店街で初の朝市

新大船商店街で初の朝市 経済

県内約30店舗が一堂に

2月23日号

一般会計実質1.3%減

市新年度予算案

一般会計実質1.3%減 政治

子育てなどに投資

2月16日号

創部4年目ながらも躍進

飯島中柔道部

創部4年目ながらも躍進 スポーツ

新人戦県大会で準優勝者も

2月16日号

旧耐震基準宅を戸別訪問

横浜市

旧耐震基準宅を戸別訪問 社会

熊本地震受け啓発強化

2月9日号

スマホの使い方考えて

スマホの使い方考えて 社会

小学生集まり初のサミット

2月9日号

あっとほーむデスク

  • 2月23日0:00更新

  • 11月3日0:00更新

  • 9月8日0:00更新

栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2017年2月23日号

お問い合わせ

外部リンク