本郷台でもテロ対策 6月のTICADに備え
6月に横浜で開催されるアフリカ開発会議(TICAD)に備えたテロ対策訓練が5月10日、本郷台駅と同駅前広場で行われた。
訓練は駅構内で毒性のある硫化水素ガスが発生し、被害者が出ている状況を想定。通報を受けて警察署員や消防隊員が駆け付け、付近の人たちを安全な場所へと避難誘導した。また、特別高度救助部隊(スーパーレンジャー)が防護服を身に付け、駅構内から重症者2人を救出、避難場所では横浜救急医療チーム(YMAT)が治療の優先度を見極めるトリアージを行い、救護にあたった。
訓練には警察、消防関係者、JR職員のほか、区職員や地域の住民ら約130人が参加。多くの通行人が足を止めて訓練の様子を見守った。
栄消防署の加藤雅之署長は「過去の例を見ると狙われるのは必ずしも会議場周辺だけではない」とし、「会場から離れた本郷台でも万が一の際、いかに迅速に通報、避難誘導するかが重要」と話した。栄警察署の山地達也署長は「重大事故や事件に備えて、これからも連携を強くしてやっていきたい」と参加者に呼びかけた。
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