「Vote For Yokohama」呼びかけ人の1人 大西 智樹さん 笠間在住 20歳
選挙を面白く、身近に
○…8月に予定されている横浜市長選挙で、特に20代の投票率を上げることを目指すキャンペーン「Vote For Yokohama」。市内の会社員や大学生などが集まって活動している。「選挙を面白く、身近なものにしたい」。呼びかけ人の1人として、どうすれば若者が投票に行くのかをメンバーと共に模索している。
○…20代の投票率は28%台と低い現状を知り、「何とかしなくてはと思った」。昨年11月20歳になり、12月の衆院選で初めて投票をした。しかし当時は「誰に投票すべきか、指標が分からなかったですね」と苦笑い。これから選挙に関わる若者たちのためにも、「指標となるような情報を発信したい」と、イベントやFacebookを通して主に政治に関する情報を提供している。
○…在学する東京都市大学では街づくりについて学んでいる。将来について「街づくりをきっちり勉強して、地域に関わっていきたい」と話す。中学・高校の時には生徒会に所属。中学では生徒会と演劇部を兼任していた顧問の影響で、演劇も経験した。「人前でも全然緊張しませんね」と、当時の経験が今生かされている。高校のころからは地域活動に興味を持ち、2年生の時にはY150にボランティアとして参加した。そこでの縁から「Vote For Yokohama」をはじめ、情報を活用して横浜の街づくりを実践するNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボのインターンに。現在も授業の後に活動し、土日にはイベント開催に携わる。
○…「横浜を良くしたい気持ちは強いです」と真剣な表情。「自分たちの住む地域や若者について考えている市長を選びたい」と話す。「自分の持っているものと好きなものを掛け合わせて色々なことをやっていきたい」。街づくりの知識と想いを大好きな地元横浜へ。これからも積極的に活動していく。