つながりの森 上空からの救助で迅速に ヘリ活用し、初訓練
横浜市消防局は8月13日、救急車が進入できない森林内からの救急要請への対応を想定した訓練を横浜自然観察の森で行った。
当日は栄消防署のほか、消防局や環境創造局、横浜自然観察センターの職員が参加。森林内の遊歩道から滑落して歩行不能となったハイカーからの救助要請を自然観察センターが受けて119番通報。消防ヘリコプターが出動し、上空から救出、医療機関へ搬送するまでを訓練した。ヘリを活用した訓練は同所では初めて。
栄・港南・金沢・磯子の4区にまたがる円海山周辺の森(横浜つながりの森)には複数のハイキングコースがあり、昨今のトレッキングブームを受けて多くの人が訪れているが、その陰で転倒や滑落などの事故も発生。今年は5月に金沢区で、6月には磯子区と栄区でそれぞれ1件、救急要請があった。今後も増加することが見込まれている。
同署警防第二課の河原伸吾課長は「万が一、ハイキングコース内で事故が起きてしまったら、位置を示す案内板であるキロポストの表示やコースの名前を通報してもらうことにより、迅速な救助が行えるので、協力をお願いしたい」と話している。
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