ノルディックでまち歩き 高齢者でも気軽に
クロスカントリースキー選手のトレーニングをヒントに生まれたフィットネススポーツ「ノルディックウォーキング」の講座が栄区役所で開かれている。
2本のポールで補助しながら歩行するノルディックウォーキングは、通常のウォーキングに比べ、膝や腰など下半身の関節への負担が軽く、姿勢を正してバランス良く歩けるのが特長。腕を大きく前後に動かすことで、無理なく全身の筋肉強化もできるとあって、若い世代だけでなく、高齢者からも注目を集めている。
65歳以上の初心者を対象にした全3回の同講座は、今年で3年目。「毎年人気が高く、今年も定員の2倍の応募があった」と区担当者。過去には講座終了後に参加者同士が自主的にサークルを立ち上げ、活動している例もあるという。
今年の参加者は25人。うち半数は75歳以上で、男性の参加も多い。
初回の11月15日には、障害者スポーツ文化センター横浜ラポールの宮地秀行さんの指導のもと、ノルディックウォーキングの特徴や効果、ポールの持ち方などを学習。宮地さんは「ポールが杖のようにも見えるため、(周囲の人から)杖をついていると思われることでめげてしまう人もいるが、その時こそチャンス。知らない人に良さを教えてあげて仲間に引き込んでほしい」と楽しく継続する秘訣をアドバイスした。その後、悪天候により室内で歩行を実践、それぞれがコツをつかんだ。今後2回の講座では、いたち川沿いのウォーキングを楽しむ予定だ。
区では来年3月ごろにもノルディックウォーキングの体験会を開く予定にしている。
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