栄区学生ボランティア ３月に清掃活動を実施 地域住民との交流図る
当日の役割分担などを話し合った
栄区社会福祉協議会の呼びかけで集まった学生主体のボランティア団体が区内で活動を始めて５カ月。メンバーのほとんどは、区内や近隣区に在住・在学の大学生だ。３月には初の企画を予定し、現在準備を進めている。
このボランティア団体は栄区社会福祉協議会がメンバーを募り、昨年10月から「栄区学生ボランティアＰｒｏｊｅｃｔ（仮）」と題して活動を開始。月に１回栄区福祉保健活動拠点「ピアハッピィ栄」で会議を行ってきた。
現在、所属するメンバーは８人。大学の掲示板や区社協ホームページなどを見て、栄区や金沢区、保土ケ谷区、鎌倉市に住む大学生７人と高校生１人が集まった。２月15日に行われた５回目の会議には、大学２年生の金田伸也さん、平野孝典さん、福田美咲さん、石坂真望さんと高校２年生の松崎強太さんの５人が参加。３月に行う企画の準備や団体の名称について話し合いを行い、名称は「学生ボランティアさかえｃｏｃｏｎレンジャー」と決定した。
多くのボランティアが活動する栄区だが、若者のボランティアは少ないといい、呼びかけた区社協の船水達也さんは「地域には若いボランティアがいない。大学生なら、時間がある人もいて良いのではと思った」と話す。
初企画は清掃活動
同団体では、学生主体で活動の企画から実施までを行う。区社協との共催で行う第１弾は「さかえクリーン大作戦」と題して、本郷台駅やいたち川周辺を中心に区内の清掃活動を企画した。金田さんは「学生としてどんな活動をしたら良いか分からず、手探り状態だった」と明かす。
今回の企画は、地域住民との交流や栄区を知り、どんなボランティアが必要なのかを知る目的もある。福田さんは「皆で考えたことをやるので、より積極的なボランティアができる」と話し、今回の活動でニーズを探って今後の活動に生かす考えだ。
平野さんは「初めてでどうなるのか分からないが、臨機応変に対応したい。いろいろな世代の人に参加してほしい」と多くの区民が参加することを願っている。
実施日時は３月２日（日）午前10時から11時30分まで。予約は不要で、参加希望者は軍手を持参の上、当日９時45分に「ピアハッピィ栄」へ集合。雨天時は９日（日）へ延期する（実施の判断は区社協ホームページで発表）。
詳細は区社協【電話】０４５・８９４・８５２１。
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