横浜本郷RC 車椅子12台を寄贈 40周年で区内福祉施設に
横浜本郷ロータリークラブ(臼井厚之会長)は創立40周年の記念事業として、区内の福祉施設に対して車椅子12台を寄贈した。4月30日には栄区役所で寄贈式が実施され、各施設の代表者へ目録が贈呈された。
今回、車椅子が寄贈されたのは栄区社会福祉協議会のほか、豊田、笠間、小菅ケ谷、桂台、中野、野七里の各地域ケアプラザ。40周年のプレートがついた車椅子が区社会福祉協議会に6台、ケアプラザにそれぞれ1台ずつ寄贈された。
ロータリークラブとは、自分の職業を通して奉仕することを目的に組織された団体。地域の実業家や職業人など、さまざまな業種の代表が参加している。横浜本郷ロータリークラブには、現在一般会員21人と名誉会員1人が在籍。毎週火曜日に例会を開催するほか、昨年参加した「栄区民まつり」ではネパールの小学校を支援するために同国の物産をチャリティ販売して収益金を寄付するなどの活動を行っている。
今年5月で40周年を迎える同クラブでは、記念事業として区民の要望を反映した奉仕活動を行うために、昨年の「ふれあいまつり」で参加者に対してアンケートを実施。バス停へベンチを設置するといった意見もあったが、「公共施設への車椅子の寄贈」を要望する声が多く上がったため、今回の事業が企画された。
寄贈式には同クラブの会員や各施設の代表者のほか、尾仲富士夫栄区長も出席。同クラブの臼井会長は「40年という長きにわたり活動できてうれしい。(贈った車椅子を)末永く区民に使ってもらうことを願っている」と述べた。
車椅子の寄贈を受けて区社会福祉協議会の日浦美智江会長は「これまで使っていた車椅子を修理する必要がある中、6台も頂いて大変うれしく思う。栄区はセーフコミュニティもあるので、より安心・安全なまちになるようにお力添えを頂ければ」と話した。
寄贈された車椅子は区内の福祉施設の利用者が使用するほか、小中学校での福祉体験などでも使われる予定だという。
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