栄警察署 振り込め詐欺被害抑止へ 重点広報を実施
栄警察署(伊東聡署長)では5月19日から23日にかけて、振り込め詐欺被害を抑止するための重点広報を行った。19日には同署で出陣式が実施され、その後さまざまな形で被害抑止を訴えた。
全国的に増加している振り込め詐欺等の被害状況から同署で独自に実施されたもの。栄区内では今年に入ってから5月18日までに15件、総額6600万円の振り込め詐欺などによる被害が発生している。これまでの振り込みや手渡し型のほかにも、同署によると最近ではレターパックや宅配便で現金を送付させる手口も見られるという。
19日には新聞朝刊への折り込みで、注意喚起を訴える啓発チラシを約3万枚配布。23日までの5日間では、車両による注意喚起を通常時の2台から6台に増やして、被害が多い地域を中心に重点的に実施した。また本郷台駅前交番では、通勤で駅を利用するサラリーマン層へ向けて被害抑止のために両親と連絡を取るように声掛けを行った。
伊東署長は「いろいろな対策をやってきたが、被害が抑止できていない状況。宅配便などで現金を送ることはできないので注意してほしい」と述べた。
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