横浜市内の小・中・高・特別支援学校の児童、生徒が一堂に会していじめをなくすためにはどうするべきかを考える「横浜子ども会議」が、昨年に引き続き市内各地で実施されている。栄区では7月17日、栄公会堂で「栄区横浜子ども会議」を実施。小・中学校の代表者が集まり、自分たちができることなどを話し合った。
いじめをなくす方法を子どもたち自身に議論してもらおうと、市が全ての市立小・中・高・特別支援学校を対象にした同会議。初開催した昨年は「想〜相手と心から向き合おう〜」というアピール文を採択した。
2回目となる今年は、アピール文を実現していくための具体的な取り組みについて話し合い、各校で取り組むための「横浜子どもアクション」を作成する。6月には市立高校10校の代表者20人が参加する「高校横浜子ども会議」を開催。その後7月に入ってから、市内各区で会議が行われてきた。
栄区での会議には区内の小学校14校と中学校7校から代表者合計21人が参加。「一人ひとりを大切にするためにできること」「学校のみんなでできること」「まちの人とできること」の3つの視点から話し合った。
積極的に意見交換
まずは6つの中学校ブロックごとに、その後全体で話し合いを実施。いじめをなくすことにつながるような学校での活動やそれぞれの意見を出し合った。どの児童、生徒も他の人の意見を熱心に聞きながら、積極的に発言していた。
最終的には各ブロックの意見の中から「自分から積極的に話しかける」「学校のスローガンをたてる」「地域の活動に参加する」を栄区の意見と決定した。
今後は各区の小・中・高・特別支援学校の代表者が集まって本会議を実施。栄区からは田村優佳さん(西本郷中)、櫻井恒芸さん(庄戸小)、古田絢子さん(桂台小)、芹沢美桜さん(豊田小)の4人が代表として参加する。
中学生の代表として本会議へ参加する田村さんは「他の学校の人の意見が聞けてなるほどと思うこともたくさんあった。栄区の皆さんの意見をしっかりと伝えていければ」と話した。
本会議は8月19日(火)、中区の横浜シンポジアで開催される。
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