神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
栄区版 公開:2014年9月25日 エリアトップへ

横浜の街を駆ける夢(中) ランナー目線の大会を 横浜マラソンを「世界へ」

公開:2014年9月25日

  • LINE
  • hatena

 多くのランナーを引き付ける横浜マラソン―。開催に尽力した神奈川県走友会連盟の創立メンバーの1人で、理事長などを歴任した三島啓三さん(80・南区)=写真=もかつて横浜でフルマラソンを走ることを望んだランナーだった。

 大会の企画案を話し合った当時のことを「あの異様な雰囲気は忘れられない。皆が『さあ、やろう』という感じで開戦前夜のようだった」と振り返る。

 「走るとすがすがしい気持ちになり、悩みも解消できる。走らないと味わえない感覚」。長年の経験から、走る快感を語る。海外で行われた大会へも多数参加し、中でもアメリカのニューヨークシティマラソンへの参加は20回を超える。フルマラソン以外の種目も含めて約5万人のランナーが参加し、沿道の観衆は約200万人ともいわれる世界を代表するこの大会を「街と大会が一体となっている」と評価。世界各国の大会を見てきたからこそ、海外に劣らない大規模な大会を地元・横浜で実現させたいと願ってきた。

 現在、東京を含めた6つの大会がワールドマラソンメジャーズと呼ばれるツアーを構成しており、この6大会が世界6大マラソンといわれている。いつの日か、横浜マラソンがこの6大大会と肩を並べ、「世界の7大マラソンに数えられるようになれば」。横浜マラソンに対する期待は膨らむ。

 30年越しで実現したフルマラソン。現在は走ることをやめ、運営からも退いているが「やるからにはランナーの目線に立った大会にしないと」と話す。例えば、ランナーがしっかり休めるように給水ポイントを充実させ、ゴール地点は多くの観衆で盛り上げる。みなとみらいや赤レンガ倉庫などを走る魅力的なコースを生かしてより良い大会にするために、多様な視点からランナーの気持ちに思いを巡らす。三島さんはこの大会がランナーから、そして世界から認められる日を夢見ている。

  (つづく)

栄区版のローカルニュース最新6

木村さんが楽しさ伝える

木村さんが楽しさ伝える スポーツ

サッカー教室に約70人

2月23日号

小学校に税の解説本寄贈

市内7法人会

小学校に税の解説本寄贈 社会

授業での活用を期待

2月23日号

「子どもの貧困」考える

「子どもの貧困」考える 社会

区社協が研修会

2月23日号

3月末までに配布開始

ヘルプマーク導入へ(上)

3月末までに配布開始 社会

2月23日号

3種目で初の全国大会へ

3種目で初の全国大会へ スポーツ

セントラル本郷台・児嶋さん

2月23日号

入学前に園児が交流

入学前に園児が交流 教育

たっちーらんどでフェス

2月23日号

あっとほーむデスク

  • 2月23日0:00更新

  • 11月3日0:00更新

  • 9月8日0:00更新

栄区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2017年2月23日号

お問い合わせ

外部リンク