栄区はこのほど、防災啓発を目的としたマグネットシートを作成した＝写真。
区はいつ起こるのか分からない大地震に備えて、「死者を１人も出さない」ことを目指して防災啓発を進めている。今年４月からは新たな防災計画の運用を開始、６月には災害に対する備えや避難場所などをまとめた「防災マップ」を作成して区内全戸に配布した。
今回のマグネットシートは、高齢者を対象に啓発を行うために作成。マグネットにすることで、冷蔵庫など家庭で目のつきやすい場所に張り付けられるようにした。家族との連絡方法や避難場所の確認、近所で助け合える関係づくりなど、防災計画にもあるような自助・共助のポイントや区役所の連絡先が明記されている。すでに区内各地域で行われた敬老のつどいなどで配布を始めており、今後もイベント等を通じて配布していくという。
区の担当者は「毎日目に触れるような所に張って、改めて周りの状況を確認してほしい」と話し、「その上で疑問が出てきたら連絡を」と呼び掛けている。
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