栄区民文化センターリリス(遠藤美彦館長)が主催するコンサート「午後の音楽会」が12月16日の公演で第50回を迎えた。スタートから8年近くが経過。今では同所で好評のシリーズとなり、多くの観客に親しまれている。
この音楽会は2007年1月から、クラシックを生演奏で聞く機会の少ない人を対象に開始。当初は同所がオーディションを行って選考した若手音楽家「リリス・レジデンス・アーティスト」によるコンサートとして開催していた。
現在では毎月1回、平日に開催。気軽に鑑賞してもらうために公演時間を休憩なしの1時間にし、料金をワンコインの500円にしている。約8年でジャンルはクラシックだけに限らず幅広くなり、レジデンス・アーティスト以外の人でも出演できるようになった。観客からも毎回好評で、満席になる公演がほとんどだという。
第50回の公演には、木管五重奏にピアノが加わった「Tree of Music」が出演した。華やかな衣装をまとった出演者6人が登場し、まずは各楽器の特徴や構造、音色などをそれぞれ紹介。その後、モーツァルトの「きらきら星変奏曲 ハ長調 K.265」やパッヘルベルの「カノン ニ長調」、「ジングルベル」や「赤鼻のトナカイ」といったクリスマスメドレーなどを演奏した。
この音楽会を担当する同所職員の丹野美穂さんは「皆さんのおかげで続いている公演です。100回に向けて、これからも皆さんとこの音楽会を作っていければ」と話している。
次回は来年1月23日(金)に開催。ソプラノの鈴木真理さんとピアノの星めぐみさんが出演する。
チケットなどの問い合わせはリリス【電話】045・896・2000。
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