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栄区版 公開:2015年5月21日 エリアトップへ

地域の有志が桜を支える 定期的に手入れを実施

社会

公開:2015年5月21日

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大島桜の木の下で作業を行うボランティアたち
大島桜の木の下で作業を行うボランティアたち

 上郷・森の家にある大島桜の木。横浜市の名木古木に指定されているこの木は春には森を彩り、同所の見どころのひとつとなっている。この木を守るために、地域のボランティアたちが奮闘している。

 樹齢100年以上、幹の周りは約4m。同所本館の裏側を通る散策路の脇に、大島桜の木は立っている。2009年には市の名木古木に指定され、地元では「長倉桜」や、樹齢100年以上も経過していながら木肌がきれいなことから「美肌桜」とも呼ばれ、長年地域で親しまれてきた。

 この木を守るために近隣の有志らが自主的に集まって「森の家グリーンサポーター」として2008年から活動を行っている。現在ではだいたい月に1度のペースで集まって、周辺の清掃や手入れなどを定期的に実施して管理。毎年きれいに花が咲くように、陰ながら支えてきた。

近年ではカビが繁殖

 きれいな木肌を誇るこの木ではあったが、近年では木の表面に緑色のカビが繁殖。樹木医の診断によると、地面が乾燥して木が弱っていることが原因とみられ、ボランティアたちは地面の乾燥を防ぐための対策を講じている。

 5月9日には、9人のボランティアが集まって作業を実施。木が立っている地面が乾燥しないように斜面に畳を敷き、その上に枯葉などを被せた。今回の作業で木の周りは枯葉などで覆われ、作業は一段落。ボランティアの1人である富松隆男さんは「すぐにきれいにはならないが、木の免疫力や生命力を高めれば徐々にきれいになるはず」と期待を込める。

 富松さんは以前に隣接する長倉町で自治会長を務めており、長年にわたってこの桜を見続けている。「ここ3、4年で次第にカビが広がってしまった。こんなに立派な桜があるのだから、もっと大事にしていかないと」と富松さん。これからも地域が誇る「長倉桜」を見守っていく。

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