栄区内を中心に毎年手作りの演劇を行っている「劇団ぽかぽか」(木暮寿子代表)が、8月9日(日)に長野県栄村で初公演を行う。7月には区内での公演も控えており、団員らは稽古に励み、準備を進めている。
同劇団は「親子で気軽に観に行ける芝居があれば」という区民の要望を受け、栄保健所(現・栄区福祉保健センター)で保育協力者として活動していた有志が1996年に結成。台本から音楽、舞台装置や衣装など、全てが手作りの舞台を作って観客に届けている。
19回目となる今年の公演では2006年に「さかえキッズ劇場」の公演で披露した「風わたる」を新たに書き換えてリバイバル。主人公・天(てん)が母親を探して、親友の海(かい)とともに北の国へ旅に出る物語だ。今年は物語で登場する「北の国」が栄村を想起させることから、区が長年交流を続ける栄村での公演も企画。団員らは実現へ向けて、昨夏から現地との打ち合わせなどを重ねてきた。
栄村で震災があった11年にも同劇団は現地での公演を行おうとしていたが、現地の状況などから実現には至らず。しかし今回は、現地の芸術文化団体連絡協議会などの協力も得て、4年越しの栄村公演が決定。8月9日(日)に栄村文化会館かたくりホールで初公演を行うことになった。
当日は栄村の村民も舞台に上がり、舞台上で区と村の共演も予定し、木暮代表は「限られた舞台の中で自然の雄大さをどう表現するかが見どころ。ぜひ多くの人たちに見てほしい」と話している。
2組4人を招待
区内では栄公会堂を会場に4公演を実施する。日時は7月11日(土)午後3時30分〜と6時30分〜、12日(日)午前11時〜と午後3時〜。チケットは700円(当日前売ともに)で、区内3カ所の地区センターや本郷台駅前のスエヒロ電気本郷台店などで販売している。
読者2組4人を7月12日(日)午後3時からの公演に招待する。希望者ははがきに住所・氏名・年齢・電話番号・本紙の感想を明記し、〒244―0803横浜市戸塚区平戸町259タウンニュース社「劇団ぽかぽか」係まで。7月2日(木)必着。
公演に関する問い合わせは劇団ぽかぽか【携帯電話】090・6167・0646。
栄区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|