市立飯島小学校(尾上伸一校長)で、校庭の芝生化が進められている。7月13日には全校児童約650人が職員らとともに、約1万本の苗の植え付けに挑戦。児童が6月に作った芝生の苗を校庭に植え付けた。
この取り組みは横浜市が進める「横浜みどりアップ計画」の一環として実施されているもの。同校では今年6月、同校の地域交流室「チームひまわり」の協力で、全校児童が各々芝生の苗を作成した。
今回はこの時に作った苗の植え付けを実施。同校の児童や職員をはじめ、「チームひまわり」のスタッフ、造園業者らが協力して校庭に植え付けた。
児童らはスタッフから植え方の説明を受けた後、学年ごとに時間を変えて植え付けを実践。「深めに掘ってね」などのアドバイスを受けながら、校庭の中心部を除く外周約840平方メートルに苗を植えていった。
「チームひまわり」の横川恵代表は「児童全員で取り組むことで、自分たちが作った校庭という意識も出ると思う」と話した。
地域住民らも尽力
同校では校内の環境整備や防犯活動、学習支援などにおいて「チームひまわり」をはじめ、多くの地域の人々が尽力している。今回指導した横川代表は6月の苗作りでも指導にあたった。今回の植え付けについては「最初は前に進みながら植えていたが、後ろ向きに進むやり方の方が子どもたちがやりやすそうだったので途中から変えた」と話し、児童らが取り組みやすいように工夫したという。
今後は職員などが協力して水やりや手入れなどを行っていく。順調に育てば、10月に行う運動会の時には校庭の周りを芝生が囲むようになる予定だ。
長年ボランティアとして同校に関わる川越勝雄さんによるとすでに芝生は根を張り始めており、川越さんは「毎日のように学校へ行くので、水やりとかで協力できれば」と話す。
尾上校長は「児童たちが自分たちの手で植えた芝が育っていく様子を見て、学校に愛着を持ってくれれば」と期待を寄せた。
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