地域の中で子どもを預けたり、預かったりすることで、地域ぐるみの子育て支援を目指して横浜市が取り組む「横浜子育てサポートシステム」。栄区ではこれまで区社会福祉協議会が事務局を担っていたが、10月から栄区地域子育て支援拠点「にこりんく」(桂町711番地「さかえ次世代交流ステーション」1階)へ移管される。
子育てサポートシステムとは、育児や子育てと仕事の両立支援を目的にした子育て支援事業。市内在住で生後57日以上から小学校6年生までの子どもを預けたい「利用会員」と子どもを預かる側の「提供会員」、両者の調整を図る「地区リーダー(コーディネーター)」で成り立つ。
利用目的は保育園や幼稚園などへの送迎をはじめ、学校行事や冠婚葬祭、仕事、通院などの事情で子育てに手を借りたい場合。体調を崩したり、医療行為が必要な子どもの援助や宿泊を伴う援助はできないが、美容院や習い事などで自分の時間を持つためや、リフレッシュなどの目的でも利用することができる。会員制の有償活動となっており、援助の報酬として1時間につき800円(平日午前7時から午後7時の利用、それ以外は900円)が発生。1時間を超える利用の場合は30分単位となる。
2001年から全市でスタートしたこの事業では、当初は各区社会福祉協議会が事務局を担っていたが、10年から段階的に各区の地域子育て支援拠点に移管。すでに栄、瀬谷区以外の16区では移管されている。
窓口で依頼も可能に
移管によって10月以降は同所で入会説明会が開催され、入会の申し込みなども同所へ依頼することになる。また、これまでの事務局では電話のみでの受付だったが、にこりんくでは窓口で直接依頼をすることも可能。また今まで会員間の調整は地区リーダーが行っていたが、今後はにこりんくのコーディネーターが務める。
区社協によると、区内の利用目的では子どもの送迎が多いという。にこりんくの担当者は「リフレッシュ目的でも利用できますので、お母さんの負担軽減のためにも利用してもらえたら。助け合いながら、地域全体で子どもたちを見守る形にしたい」と話している。
説明会は月1回開催予定で年内は10月23日、11月20日、12月18日の金曜日に開催。各日午前10時30分からで、参加には事前申し込みが必要となる。集団説明会以外に個別の対応も可能。
説明会の申し込み・問い合わせは子育てサポートシステム栄区支部事務局【電話】045・392・3967(10月以降の火曜〜土曜・午前9時〜午後5時、9月中の問い合わせは区社協【電話】045・894・8521)。
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