栄公会堂で11月2日、「栄区在宅医療相談室」の開所式が行われた。同所にはケアマネージャーの資格を持つ看護師等が常駐し、区民らの相談に対応。医療・介護関係者の連携を図り、区民が継続的な在宅医療や介護を受けられるよう支援していく。
開所式には、区内の医療・介護関係者や横浜市医療局の城博俊局長、尾仲富士夫栄区長など約60人が集まった。同様の拠点は2013年度に西区で市内1カ所目が開設され、今回の栄区で15カ所目。同所は市から委託を受けた栄区医師会(江口一彦会長=今号人物風土記で紹介)が運営する。
担当者によると開所初日から、すでに退院後の療養に関してなどの相談が寄せられており、江口会長は「関係機関との連携を深めていき、限られた医療資源を効果的に活用し、希望する患者の方に在宅医療を提供していく」と話している。
市では今後の超高齢化社会に対応するため、医師会と協働して在宅医療を担うかかりつけ医を増やし、在宅医療と介護の橋渡しを行う「在宅医療連携拠点」を整備。今回の相談室はこの拠点にあたり、拠点を中心に多くの人が病気を抱えても住み慣れた自宅等で療養し、自分らしい生活を続けることができるように、関係機関の連携を深める。
2人の看護師等が対応
同所では常駐する2人の看護師等が、区民から寄せられる「かかりつけ医の紹介」や「病院退院後の支援」「介護方法や医療的処置について」といった相談に対応する。また医療や介護など多職種が連携して、在宅医のバックアップシステムの確保・強化や在宅患者急変時の対応などに取り組むほか、在宅医療に関する情報発信なども行っていく。
相談は平日の午前9時から午後5時まで受け付ける。問い合わせは【電話】045・893・6200。
栄区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|