栄区版のエンディングノート「SAKAEシニアライフノート」がこのほど作成され、栄区役所高齢・障害支援課高齢者支援担当窓口もしくは区内に6カ所ある各地域ケアプラザで配布している。A4判全16ページ、3000部を用意。窓口担当者が使い方の説明をして手渡しするという。
昨年秋の構想以来、1年余の期間を経て「栄区版エンディングノート」が完成した。社会福祉職4人、ケアプラザのソーシャルワーカー6人の計10人が作成に携わった。
独自のエンディングノートとして注目を集めそうなのが「いきいき編」。栄区は高齢化が横浜市内で一番進んでいる区とされるが、一方で平均寿命が長く介護保険を使っている人が市内で一番少なく元気な高齢者が多い区だという。そこでチェックリストに運動機能、栄養、口腔機能、認知症、日常生活、外出、こころの健康という7項目を加え、市販されているものとは違う栄区の独自性をアピールしている。
同ノートは、4つの項目に分けて整理できるようになっている。1つ目は住所、氏名、生年月日、家族・友人等の連絡先などを記入する「私のプロフィール」。2つ目が「いきいき編」。3つ目は介護が必要になった時について考えたり、介護保険の利用促進、成年後見制度について説明がある「そろそろ編」。4つ目は、延命治療が必要になった時や終末期の迎えについて、葬儀、相続・遺言などについて考えるといった「大切な人へのメッセージ」という構成だ。
作成にあたった栄区高齢・障害支援課の担当者は「書きたいことはその時その時で変わってくる。一気に書かなくても途中からとか、書き換える、書き足すなど、振り返るきっかけづくりになれば」と話している。
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