表彰状を手にする齋藤さん
「平成27年度神奈川県優良衛生技能者表彰」の受賞者が１月28日に発表された。栄区内からは犬山町で「カットハウス・シン」を営む理容師・齋藤親希（しんき）さん（48・同町在住）が唯一受賞した。
県優良衛生技能者表彰は、多年にわたり公衆衛生の向上に尽力している理容師、美容師、調理師、製菓衛生師などの功績を称えようと毎年度実施されているもの。今年度は県内全体で58人が受賞。そのうち理容師は21人が表彰された。
母親が理容店を営んでいたことから、子どもの頃から理容の仕事に慣れ親しんでいた齋藤さん。その影響からか高校を卒業してから理容学校で学んだ後、品川や関内の理容店で約６年間勤務。その後結婚を経て、母親と妻との３人で１９９２年に「カットハウス・シン」をオープンした。
現在は妻が店舗の隣でエステ店を営んでおり、店舗は齋藤さん１人で回す。長年役員を務めていた県理容生活衛生同業組合栄支部は、数年前に戸塚・栄・泉支部へ統合。昨年４月からは、この戸塚・栄・泉支部で副支部長を務めている。
20年以上営業を続ける同店には長く通う常連客が多い中、齋藤さんは「初めて来ていただいたお客様の髪を手入れして、１カ月後とかにまた来てくれた時はやっぱりうれしいですね」とリピーターが増える喜びが仕事の魅力だと語る。受賞に対しては「県知事から表彰を受け、改めて気を引き締めていきたいと感じました。行政とも連携して情報交換などを行っているので、衛生面に関しても安心してご利用してください」と話している。
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