本郷中央地区社会福祉協議会(亀澤弘会長)ではこのほど、同地区内にある福祉施設の情報をひとつにまとめた「福祉施設マップ」を製作した。
これは栄区内に多くの福祉施設がある中で地域の施設がどこにあり、どのような施設なのかを住民に知ってもらおうと作成されたもの。区の防災マップをもとに製作され、地区内にある29の高齢者・障害者福祉施設の場所や施設名を記載。さらに逆面には各施設の住所や連絡先のほか、「特別養護老人ホーム」「介護老人保健施設」「生活介護事業所」など施設の種類や役割の説明もあわせて表記し、地区内にどのような施設があるのか分かる1枚となっている。
亀澤会長は「各施設がどこにあり、どのような役割があるのか十分に理解している人は多くないと思う。必要な時に身近な施設に相談できるように、このマップを身近に置いて活用してほしい」と呼び掛ける。
地域で協力して製作
製作には地区社協のほか、自治会をはじめ同地区に関わるさまざまな人が協力した。マップに情報を落とし込んでいったのは、仕事でパソコンの扱いに慣れていた公田町在住の菊池康夫さん。菊池さんは「最新の情報を集めているので、情報が正しいかどうかの確認は苦労した」と明かす。
また同じく製作に携わった同地区民生委員児童委員協議会の佐野勝彦会長は「施設はすぐに増えたり減ったりするので、長い目で見ると見直しの必要もあると思う」と話す。
マップは全戸配布に向けて順次配布が進められており、掲載された施設などにも届けられている。桂台地域ケアプラザの石塚淳所長によると、すでにマップを見た人から掲載された施設を利用したいという声も出ているといい「地域の人々と福祉施設の方がつながるきっかけになれば」と話している。
問い合わせなどは桂台地域ケアプラザ【電話】045・897・1111。
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