野七里の老人福祉センター翠風荘で4月23日から、栄区の花「菊」の育て方講座が始まった。
栄区制30周年を記念し、「菊メイジンに教わる」と題して区の花である菊を区民へより一層広げていくことを目的に企画された講座。初回には栄菊花会の会員を含めて17人が参加し、同会の神田勝衛さんが講師として指導した。
講座では菊の歴史や種類、育成環境、水や肥料の与え方などから説明。参加者たちは真剣に話を聞き、時折質問を交えながら行われた。また説明が終わると、用意された菊の苗を植木鉢に植え替える方法を実践。参加者たちは終了後に苗や土を持ち帰り、今後は秋に向けて菊を育てていく。
指導した神田さんによるとコツを飲み込めば、庭先やベランダでも立派な花が咲くようになるといい、「栄区の花である『菊』で、街中に花と緑を広げましょう」と話している。
今後、全部で4回から6回程度の講座を実施する予定で、次回は5月29日(日)に開催する。初回に参加していない人でも、2回目から参加可能。同所の職員によると順調に育って花が咲けば、同所で10月に開かれる文化祭で作品を展示する予定だという。
栄区では1991年に区制5周年を記念して区の花を公募。さまざまな候補が挙げられた中、区のテーマである「緑豊かな生活文化都市」にふさわしい花として菊が選ばれた。
申し込みや問い合わせは神田さん【電話】045・894・0984。
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