この6月に区内唯一の分娩施設を再開した横浜栄共済病院(細川治院長)で6月25日、再開第1号となる赤ちゃんが誕生した。
母親の長嶺てるみさんの第四子となる長嶺健太くんは、予定日よりも1カ月早く2474グラムで生まれたが元気な産声を上げ、経過も順調。30日に母子ともに退院の運びとなった。
「全てが新しく、入院中はとても快適に過ごすことができました。助産師さんも丁寧で、小さな相談にもすぐに対応をしてくれたので、安心できました」と話した。
同院は2006年に453件の出産を最後に、産科医不足を含む諸々の事情によって産科診療と分娩を停止。5月末に完成した新病棟のオープンに併せて産科診療と分娩を再開。新たに麻酔科医の協力による「計画無痛分娩」や陣痛・分娩・産後を一つの部屋で行うLDRという出産方法を取り入れている。
細川院長は「当院にとって8年7カ月ぶりの出産となり、本当に素晴らしい日を迎えたと思います。また病院にとっても、新しい病院出発の旗印となりました」と喜びの言葉を述べた。
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