横浜市 「人優先」の歩行空間へ 交通安全実施計画まとまる
横浜市はこのほど、6月に策定した第10次交通安全計画を推進するため、2016年度に取り組む施策をまとめた「交通安全実施計画」を公表した。ハード面とソフト面にわたり、施策を充実させる。
2015年中の市内の交通事故の発生件数と負傷者数は前年度に比べて減少しているものの、死者数は6人増の72人だった。第10次計画では交通事故発生から24時間以内の死亡者を55人以下にする目標を掲げている。
生活道路の整備では人優先の歩行空間の確保を図るため、防護柵や区画線の整備、あんしんカラーベルトなどの安全対策に取り組む。幹線道路の整備では汐見台平戸線や横浜藤沢線など46カ所の都市計画道路の整備を進める。横浜環状道路の早期整備を推進し、高速道路の活用促進を図りながら生活道路との機能分化を推進する。
自転車利用の規範をまとめる「ハマちゃりルールブック(仮称)」の作成、自転車通行環境整備指針(仮称)の策定を進め、自転車利用環境の総合的整備を図る。交通安全思想の普及を図るため、各世代に応じた交通安全教育を推進する。
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