横浜市内の環境改善への取組みを表彰する平成22年度横浜環境行動賞の推進者表彰式が昨年12月5日、パシフィコ横浜(西区)で開催された。G30行動推進者では12人と11団体が、清潔できれいな街づくり推進者では24人と29団体が表彰された。
今回、G30行動推進者として受賞した金沢区の内川町内会(岩崎建一朗会長)は、ごみの出し方を工夫し、集積場所に分別されていないごみの取り残しがないように努力している点が評価された。G30の分別が始まった当初は、3割近くのごみが残り、車の通行の妨げになっていたという同町内。改善のために「ごみには住居の番地を記入する」というルールを導入した。
このルールの定着に大きく貢献したのが、町内の環境事業推進員である伊藤邦夫さん(72)、田中健治さん(74)、山口典夫さん(68)だ。3人は週4回以上ある収集日に町内の14の集積場をまわり、取り残されたごみを回収。出した人が不明な場合は、町内会館に持ち帰り自ら分別してきた。「ごみはごみを呼ぶから集積場に残さないことが大事」と地道な活動を続けている。こうした働きが徐々に実を結び、今では90%以上、ごみの取り残しはないという。さらに、廃材とビニールシートでカラス対策のネットを補強したり、捨てられた自転車や時計などを修理し再利用するなど、内川町のG30に欠かせない”三銃士”として活躍している。
そのほかの区内受賞者は以下のとおり。▽G30行動推進者=大谷俊夫さん▽清潔できれいな街づくり推進者=金沢地区環境事業推進委員連絡協議会、羽生剛久さん、脇田テル子さん
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