金沢区・磯子区版 掲載号:2011年1月6日号
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長浜ホールでスペイン帰国10周年記念コンサートを開催する 東 隆幸さん 富岡出身 38歳

終わりなき道 歩き続ける

 ○…「帰国10周年記念ということで、第1部は16世紀から20世紀までのスペインの音楽の進化が分かるような構成にしました」。1月9日、地元・金沢の長浜ホールでの公演に臨む。テクニックはもちろん、人間のつながりの大切さと師弟関係の強さを学んだというスペイン留学から10年。「誰の公演か覚えてないけど、あのメロディ良かったよね」。そんなコンサートを目標に舞台に立つ。

 ○…現在の穏やかな物腰からは想像しにくいが、高校時代は髪の毛を腰まで伸ばし、バンドでエレキギターをかき鳴らすロック少年だった。学校へ行く前に弾き、帰ってきて弾き、夕飯を食べてまた弾く―毎日8時間ほど独学で練習するのが日課だったとか。高校卒業時にはすでに、「ギターで生きていく」という決意が生まれていたのも自然の流れか。本格的に音楽を志すにあたって、「クラシックもちゃんと学ばないと」と思い始めた。

 ○…初めて聴いたクラシックギターのレコードは衝撃だった。音の多彩さから2人で弾いているとばかり思っていたが、たった1人での演奏だと分かったからだ。「人間技じゃない」。いつしかエレキそっちのけで、クラシックにのめり込むようになった。大学卒業後には念願のスペインのアリカンテ高等音楽院へ。そこで、師と仰ぐ、マヌエル・バビローニ氏と出会う。「今でも毎年1回はスペインへ行き、レッスンを受けている」と話し、師の音楽と人間性への尊敬の念をにじませる。

 ○…3歳の娘の送り迎えや夕食の準備などをこなし、かつてのギター漬けの毎日からは遠くなった。だが、「子どもといると力をもらう」とも。「師匠は、ギターの音色で私に子どもが出来たことがわかった。結婚したのは分からなかったのに」と笑う。しかしその進化に満足はしていない。「奥が深く、終わりがない」というのは、誰より音楽と真摯に向き合い、高みを目指しているからかもしれない。
 

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