外国人を対象にした防災訓練が2月22日、横浜市立大学のシーガルセンターで行われた。金沢国際交流ラウンジの日本語教室に通う外国人や日本語ボランティアら計36人が参加し、有事の対応を学んだ。外国人参加者は13人で、国籍はアメリカ合衆国、ロシア、メキシコ、中国、タイ、バングラデシュ、韓国、ブラジルの8か国。
外国人を対象にした避難訓練は区内初。言葉の壁などから、地域の防災訓練に参加しにくい人にとって「防災を考えるきっかけになれば」と企画された。
訓練では大地震が起きたときの避難の仕方や起震車による大地震体験、煙の中で逃げる練習、非常食の主食などを実施。地震がない国の人もおり、関東大震災級の揺れを体感できる起震車体験に、「怖かった」などの声が聞かれた。
韓国から来日した金泰秀さんは「韓国は地震がないので、非常にためになった。日本にきて2回ほど大きな揺れを体験したが、どうしていいのか不安だった。帰りに買い物に行き、非常食を準備しておきたい」と感想を話した。
アンケートでは、外国人全員が「また訓練に参加したい」と答えた。
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