「金沢区にプレイパークをつくろう会」会長 村上 照美さん 富岡西在住 37歳
無理せず支えあいながら
○…5人の仲間を集めて、「金沢区にプレイパークをつくろう会」を立ち上げてから2年。今年4月から能見台中央公園で月1回、「金沢はれはれプレイパーク」を定期開催できるようになった。「親子連れはもちろん、子どもだけでも安心して遊びに行かせられるような場所にしたい」と穏やかに語る。
○…「ここまでやっていい場所があるんだ」。初めて行った港南台のプレイパークとの出会いは新鮮な驚きだった。ホースで思いっきり水を出しての泥んこ遊び、竹林の中にある秘密基地、危ないからと敬遠されがちな焚き火や木工作――。当時1歳だった息子が夢中になって遊ぶ姿が印象に残った。そして2009年の冬、たまたま参加した金沢区での1日プレイパークで、主催者が金沢でプレイパークを運営してくれる人を探していることを知り、心が動いた。「ボールが回ってきちゃったなと思った」と自然体な笑顔で話す。
○…何も分からないまま始めたプレイパーク作りはまさに手探り。「講座を開催してプレイパークへの理解を深めたり、どこの公園がいいか車で回ったり…。町内会とのつながりもなく、挨拶の手順がわからず苦労しました」と振り返る。今はメンバーが15人に増え、体制も整ってきたという。「子育てや仕事で忙しい人もいる。でもみんなができる範囲で無理せず支えあいながら、継続していきたい」と抱負を語る。
○…エネルギーにあふれる息子2人も、プレイパークの開催を「次はいつ?」と心待ちにしているそう。「クラスや学年が違っても、初めて会っても仲良くなれるのがプレイパーク。子どもの世界が広がる気がする」とその良さを語る。区内で好きな場所は、称名寺や海の公園などやはり自然が豊かな場所だとか。「子どもと一緒によく出かけます。同じ場所でも四季によって変わっていくから、違うことを感じられて面白い」と自然の魅力を語った。
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