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二科展写真部神奈川県支部所属、祇園舟を15年撮り続けている 小澤 幸さん 富岡西在住 70歳

公開:2011年7月14日

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夫が導いた写真の道

 ○…富岡八幡宮の神事「祇園舟」を撮り続けて15年。今年4月には、横濱みなと町ギャラリーで個展を開いた。「今年はここの部分を撮ろうと決めて行くの。つなげてストーリーになるように」。前日宮司が茅舟を作るところから始まり、八幡宮での式典、船だまりでの神事、2艘の船が流す茅舟―年月をかけ、全場面を多様な角度からカメラに収めてきた。「意外に知らない人がいるけど、素晴らしいお祭り。もっと知ってもらいたい」と力を込める。

 ○…きっかけは、夫が退職記念に買った一眼レフカメラだった。だが当の夫は、2日間シャッターを切っただけで急死。悲しみが思い出に変わりカメラを手にするまでに、それから2年の歳月が必要だった。「主人が出来なかったことを私がやる。そんな気持ちが湧いてきた」と当時を振り返る。そこで写真教室に通い始め、報道写真家の浜口タカシ氏に出会う。「いい先生に恵まれた。主人が導いてくれたのかな」と微笑む。

 ○…「最初は2・3年で止めようと思っていた」と苦笑い。授業で専門的な話をされてもさっぱり、理解できなかった。だが徐々に「同じ作品が2回とない」―そんな瞬間の芸術に魅了されていった。写真を撮りに全国各地を訪れるため、知り合いも増えた。「ステキな出会いがたくさんある。キレイなものを見るから心も癒されるし」。「花咲いたよ」と毎年、電話をくれる友達は、カメラがあったからこそ出会えた縁だ。

 ○…2009年には「孫にも見せてあげられる」と思い、花火の写真を2冊の本にまとめた。どの写真も幻想的で美しく、まさに闇に浮かぶ花のようだ。「自分のイメージを写せたら、と思って無心で撮っています」とにっこり。次は「花」をテーマに本にまとめたいと話す。「キレイなものをもっとキレイに撮るのは難しい。満足できないから、はまるんでしょうね」。夫の忘れ形見を手に、自分のイメージを追い求める。
 

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