マラソン尾田選手 後輩のエール胸に世界へ 母校関東学院で壮行会
世界陸上男子マラソン日本代表に選ばれた尾田賢典(よしのり)選手(30)の壮行会が今月15日、母校の関東学院大学金沢八景キャンパスで開催された。詰めかけた多数の学生らのエールを受けた尾田選手は、韓国・大邱(テグ)で9月に行われる同大会での健闘を誓った。
尾田選手は、関東学院大学陸上部出身。2003年の箱根駅伝”花の2区”で12人抜きを達成し注目を集めた。卒業後はトヨタ自動車で競技を継続。マラソン初挑戦となった今年2月の東京マラソンで4位(日本人2位)に入り、世界陸上への切符を手にした。
卒業後初めて金沢を訪れた尾田選手。高舟台の寮に住み、自転車で学校に通っていた大学時代について、「文庫の駅前やアウトレットにはよく遊びに行った」と懐かしんだ。
恩師である同大陸上部の中田盛之(しげゆき)監督(48)は、「マラソン挑戦には良い時期だったのでは。(上位に入る)チャンスは十分ある」と、世界陸上での活躍に期待を寄せる。尾田選手も「プレッシャーもあるが、最低でも入賞を狙っていく」と目標を掲げた。そのうえで、「お世話になった金沢の皆さんにも感動を与えたい。ぜひテレビで応援を」と区民に向けて語った。
壮行会では、大野功一学長みずから激励。後輩にあたる陸上部の現役学生らからエールが送られた。終了後はサインを求める学生に囲まれる一幕もあった。
大会は1ヵ月半後の9月4日(日)。後輩らの期待を背負い、初の大舞台に挑む。
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