関東学院大学学生の環境ボランティア団体「ECO Friend College」は7月19日、八景小学校で出前講座を実施した。水耕栽培の普及と環境教育を目的に、中国野菜の空芯菜(くうしんさい)を育てて、屋上の緑化を試みる。
参加したのは同小の4年生約60人。自分で空芯菜を植えて栄養を与える体験型の授業ということで、どの児童も興味津々の様子。最後の質問コーナーでは多くの手があがり、関心の高さが伺えた。
水耕栽培は、水が減る様子や根の伸び方を児童が自分の目で見ることができる。「だから、植物が水を吸い上げて育つということが感覚的に理解できるんです」と同講座を担当した1人、伊藤良文さんは話す。
ヒートアイランド現象に有効だとされる屋上緑化だが、水耕栽培で行う団体はまだ珍しい。同大学の鎌田素之准教授は、「土はそれなりに費用がかかり、重量もある。また散乱すれば屋上が汚れる心配もある。水なら多くの問題はクリアできる」とその利点を説明する。また熱帯生まれの空芯菜は高温に強く、成長が早いので、屋上緑化に向いているとも。「茎がストローほどの太さになったら食べ頃。八景小で順調に成長すれば、1ヵ月で数度収穫できるはず」と話した。
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