金沢区・磯子区版 掲載号:2011年7月28日号
  • googleplus
  • LINE

8月7日 横須賀ベイサイドポケットで公演する民謡歌手 阿部 きみえさん 大川在住

日本の風景 民謡でつむぐ

 ○…レパートリーは200曲以上。全国各地の民謡を歌い続ける、今最も忙しい民謡歌手のひとりだ。農作業など、日常生活から生まれたものが多い民謡。そこに住む人々の暮らし、歴史や文化…全国津々浦々の情景が、歌を通してよみがえる。「素朴だけれど、日本が世界に誇れるもの。その歌い手でいられるのは幸せです」。はにかんだような笑顔を見せる。

 ○…町内会の民謡教室に通っていた両親。父は三味線・尺八、母は歌にのめりこんでいた。そんな二人の背中を見て、自らも毎日のように歌の稽古をした。そして小学5年の時、歌手・長山洋子さんを輩出した名門グループ「ビクター少年民謡会」のオーディションに挑戦。「両親には止められたんですけどね。どうしてもやってみたくて」。200人の中から5人を選ぶという狭き門をくぐりぬけ、見事メンバー入り。数々のレコードが発売され、アメリカ公演も果たすなど、グループ卒業まで華々しい5年間を過ごした。

 ○…社会人になっていた21歳のとき、「やっぱりプロとしてやりたい」とカムバック。歌手活動の傍ら、コミュニティFMのパーソナリティーを務め、マルチな才能を発揮してきた。昨年からはさらに活動を本格化させ、関東各地でコンサートを開いている。「自分でも意外なくらい」多くの観客が詰めかけるコンサート。会場が一体となるのを改めて肌で感じている。「民謡が好きな人はたくさんいる。まだまだ歌い続けなきゃ」。そう思いを強くした。

 ○…「一声二節(ひとこえにふし)」。歌にはまず声が大切というこのことわざが、自分にもあてはまるという。「とにかく声がいいってよく言われますね」。さらなる夢は、金沢区にFMラジオ局を開局させること。音と声の力で、地域に新しい風を起こしたい。そんな思いがめぐる。多忙な日々にも、笑顔が絶えない天真爛漫な彼女。その歌声は、この夏もさらに地域を熱くする。
 

金沢区・磯子区版の人物風土記最新6件

吉成 和幸さん

50周年を迎えた高舟台自治会の会長を務める

吉成 和幸さん

2月15日号

武部 貴則さん

1月15日、現役最年少で横浜市立大学先端医科学研究センター担当教授に就任した

武部 貴則さん

2月8日号

小島 信博さん

磯子区太極拳協会会長として普及活動に力を入れる

小島 信博さん

2月1日号

小竹 一臣さん

お米マンプロジェクトの代表で子どもたちへの食育に力をいれる

小竹 一臣さん

1月25日号

芳垣 隆司さん

「新春百人一首大会」を主催した釜利谷地区青少年指導員協議会の地区長を務める

芳垣 隆司さん

1月18日号

大日方(おびなた) 邦子さん

2018年平昌(ピョンチャン)パラリンピックで選手団長として日本代表チームを率いる

大日方(おびなた) 邦子さん

1月11日号

金沢区・磯子区版の関連リンク

あっとほーむデスク

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

パラ五輪通し共生社会を

3月19日

パラ五輪通し共生社会を

田口さんが人権講演会

3月19日~3月19日

金沢区・磯子区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

  • 果物の頭はどこ?

    金子さんの草花の不思議発見第9回 リンゴとミカン

    果物の頭はどこ?

    文・日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇(金沢区富岡西在住)

    2月15日号

  • 物語でめぐるわが街

    著・徳冨蘆花(「自然と人生」岩波文庫)

    物語でめぐるわが街

    文・協力/金沢図書館『沙濱の潮干』

    2月8日号

  • 富岡に残る戦跡

    金沢区制70周年記念連載 「地元の歴史 振り返る」第21回

    富岡に残る戦跡

    文/NPO法人横濱金澤シティガイド協会本コラムでは2018年5月に金沢区が区制70周年を迎えるにあたり、シティガイド協会の協力を得て、地元の歴史を振り返る

    2月8日号

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2018年2月15日号

政治の村で詳細情報発信中

お問い合わせ

外部リンク