10月29日(土)に戸塚区で行われる市消防操法技術訓練会に、金沢消防団富岡第1分団(野本敏明分団長)が出場する。訓練会には、区内8分団が毎年持ち回りで出場。同分団は10年ぶりに代表となった。
準備のスタートは2年前。若い団員にポンプ操法がどのようなものか認識させるため、10年前のビデオを観ることから始まった。そして今年2月には、選手候補8人が本格的に練習を開始。大会を照準に訓練を重ねるはずだった。ところが、3月の東日本大震災により、大会自体の開催が危ぶまれる事態に。その間は練習も十分にできなかった。
今月になって決まった出場メンバーは、野本大介さん(41)、鹿島健太郎さん(34)、鈴木隆教さん(41)、沼尻光永さん(34)。10年前と同じ面々だ。少ない練習量の中、最終的に彼らの経験が評価された。「本当は若手に出てもらいたかったが…」と4人。「本番は一発勝負。難しいのは承知だが、あくまで優勝を狙う」と闘志を燃やす。深野要・副分団長(59)も、「順調に仕上がってきた。彼らなら必ずできる」と期待を込める。
出場できなかった4人も含め、週2回以上の練習をこなす選手たち。取材当日も、団員や金沢消防署員のサポートを受けながら夜9時すぎまで練習に励んだ。
富岡分団の心得は「誇らず、誉められず、地元の為に尽くせ」。その言葉を胸に刻んだ4人が、10年ぶりの舞台に挑む。
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