中堅技能者たちが腕を競う第43回技能コンクール(県など主催)が10月29日、パシフィコ横浜で行われた。このうち電気工事部門では、金沢町の土屋文宏さん(28)が、第3位にあたる県技能士会連合会会長賞を受賞した。
当日の競技課題は、2m四方のパネルに電光表示板を設置するもの。3時間30分の制限時間内に、コンセントやスイッチなどすべてを設置し終え、後片付けまで完了させなければならない。土屋さんは制限時間をいっぱいまで使い、競技を終了。数ヵ所のミスがあったため、結果は期待していなかったという。しかし、結果は3位入賞。「最初は信じられませんでしたが、応援の皆さんと大喜びしました」と振り返る。
土屋さんは、祖父が創業し父親が経営する柳町の電気店に勤務。21歳のときから電気工事に携わってきた。「ケガをした思い出しかないけれど、仕事にはやりがいを持てています」と笑顔で話す。
若い働き手が少ない業界にあって、将来を嘱望されている有望株。今回のコンクール出場も、周囲の勧めがあってのことだった。今後については、「マイペースで続けていければ」とさらり。未来の”匠”は、気負わずに歩みを進める姿勢を見せた。
|
<PR>
金沢区・磯子区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>