国道16号東富岡交差点近くにある「身代わり地蔵尊」で11月23日、第32回の縁日法要が行われた。
同交差点では1980年11月、富岡小学校の男子児童(当時)が大型トレーラーにひかれ死亡した。あまりに悲惨な光景を目にした地元住民が、「何とか霊をなぐさめたい」と団結。翌12月に、同地に地蔵堂を建立した。以来、地元住民らで組織する「東富岡身代わり地蔵保存会」が毎年11月に法要を営んでいる。
この日は、保存会メンバーや警察関係者、地元住民ら約30人が集まった。導師をつとめた長昌寺の石澤彰文住職の読経のあと、参加者は次々に焼香し、交通安全への祈りをささげた。
あいさつに立った大久保幸久・保存会会長は、「無事に法要を終えられて良かった。この地蔵尊は村の財産なので、今後も守っていきたい」と話した。金沢警察署の宮田富由交通課長も、「区内23校での交通安全指導の成果か、小学生の事故は減少している。今後も対策を続けていく」と、交通事故撲滅に決意を新たにした。
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