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金沢区の妊婦さんへ 未来の子どもを守る エコチル調査に協力を
最近、ぜんそくや肥満、発達障害などの病気が増えていると言われている。ここ50年の急速な科学や技術の発達に伴い、身の回りに増えてきた化学物質が原因の1つと考えられているが、こうした物質が私たちにどのように影響しているのかは、まだ詳しく解明されていない。
そこで環境省は、今年1月から生活環境の中で触れる物質や生活習慣が、子どもの成長や病気にどのように関係しているのか調べる全国プロジェクト「子どもの健康と環境に関する全国調査」(エコチル調査)を開始した。全国15地区の妊婦10万人が対象で、神奈川地区では金沢区、大和市、小田原市で行われている。調査への協力は自由参加で、仮に協力しない場合でも医療機関の受診などで不利益になることはない。
調査は各分娩施設と妊婦の協力を得て、赤ちゃんが母親のお腹にいる時から、13歳になるまで定期的に健康状態をチェックしていく。
今年から向こう3年間で参加者を募り、13年で得られたデータは、その後5年をかけて解析を行う。
調査内容は血液や尿、髪の毛の中の化学物質、生活習慣(食事、運動、家庭環境など)、子どもの成長や病気の記録(母子健康手帳や健診の記録)などについて。妊娠中と子どもが13歳になるまで半年に1回質問票調査があるほか、6歳と12歳時に健診がある。
「この調査に参加することで、直接受ける利益はありませんが、私たちは次の世代やその先の世代の健康に役立つ知識が得られることを期待しています。ご協力、お願いいたします」とエコチル調査かながわユニットセンター長の横田俊平教授は呼びかける。なお、得られた調査情報は漏えいしないよう、データセンターで厳重に保管。また、試料や質問票からは個人が特定される情報を取り除き、照合番号などで管理する。
■問い合わせ=神奈川ユニットセンター事務局【電話】045・782・2770(平日午前9時〜午後5時)。調査全般に関する問い合わせ=エコチル調査コールセンター【フリーダイヤル】0120・53・5252(午前9時〜午後9時、年中無休)
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