金沢消防署は11月29日、小田中学校で普通救命講習を実施した。当日は2年生の生徒約130人が参加。金沢署員や地元消防団員の指導のもと、救命の基礎知識を学んだ。
講習では、胸骨圧迫(心臓マッサージ)やAED(自動体外式除細動器)による心肺蘇生法のほか、傷病者の搬送方法や喉に異物が詰まった際の除去法などを指導。生徒らも、訓練用の器具を使って体験した。
このうち、近年各地で設置が進んでいるAEDについては、心臓まひで倒れた人を救う有効な手段として紹介。説明の中で「皆はもう大人。緊急時にはきみたちの力が必要です」と署員が呼びかけると、生徒も真剣な表情で聞き入っていた。参加した同校の木原透仁くん(2年)は、「こういう講習は初めて。僕はきょうだいの中で一番上なので、もしものときに家族の命を守れるようになりたい」と話した。
金沢署は、普通救命講習を区内中学校で毎年開催しており、今年は同校が6校目。今後も継続して実施していくという。
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