金沢区・磯子区版 掲載号:2012年2月16日号
  • googleplus
  • LINE

資源ごみ 持ち去り被害が深刻 市内NPO、行政と協力し対策

黄色い回収袋で被害抑止
黄色い回収袋で被害抑止

 市内で資源ごみの持ち去り被害が深刻化していることを受け、民間法人と行政が協力し、現在、独自の回収袋などを作成し、抑止対策に乗り出している。市会では罰則を盛り込んだ条例改正の動きもあり、民、官で問題解決に動き始めている。

 現在、横浜市内で行われている新聞、雑誌などの資源ごみ回収には『行政回収』と、自治会などの団体が業者と契約する『資源集団回収』がある。資源集団回収は、自治会などに回収量1kg当たり3円の奨励金が市から支払われ、活動資金などに充てられていることから、持ち去り被害は大きな問題となっている。

 市内の資源ごみ回収業者74社で作るNPO法人「横浜市集団回収推進部会」によると、2010年度で136件、今年度12月末までで65件の被害目撃件数が報告されている。

 これらの現状を受け、同法人では、実施団体名と集積所番号が書き込めるようにデザインした黄色い回収袋を作成。被害の多い青葉・神奈川・鶴見区の3区に昨年10月から試験的に配布。デザインには市民の持ち去り問題の意識を高めると共にごみの所有者をはっきりさせる狙いがある。

 既に回収袋を使用した青葉区の自治会によると、昨年度11月から1月の被害目撃件数が20件だったのに対し、今年度は1件と減少。「団体名をしっかり明記できることで、所有者をはっきりさせ、持ち去りにくくなったのでは」と話す。また、同法人は「持ち去りを見つけたら110番」としたポスターを昨年12月末、市内約200団体に配布し更なる抑止に努めている。

 現在、被害目撃時の通報は、行政・法人・警察などに分散されており、「目撃したらまずは、どこでもよいので通報をして欲しい」と同法人。今後は行政、警察などと連携し市民にわかりやすいシステム整備の強化を進めたいとしている。

市会では条例改正の動き

 市会では現在、資源循環局を所管する常任委員会で、持ち去り行為に対しての罰則を盛り込んだ条例改正案の上程を目指した動きもある。

 ある市会議員は「条例化の動きは、このような持ち去りを厳しく取り締まる体制に有効だと思う。NPO法人の積極的な活動を受けて、議会も動いている」と話している。
 

金沢区・磯子区版のトップニュース最新6件

磯子区2校から部活大賞

金沢消防署・水野さん準Ⅴ

ベンチプレス全日本選手権

金沢消防署・水野さん準Ⅴ

2月15日号

「住み続けたい」「愛着」7割超

磯子区民意識調査

「住み続けたい」「愛着」7割超

2月8日号

富岡・能見台で見守り試験

京急電鉄富士通

富岡・能見台で見守り試験

2月8日号

「根岸に新たなにぎわいを」

若者支援団体K2グループ

「根岸に新たなにぎわいを」

2月1日号

金沢高・谷澤選手が快走

都道府県対抗駅伝

金沢高・谷澤選手が快走

2月1日号

金沢区・磯子区版の関連リンク

あっとほーむデスク

金沢区・磯子区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

パラ五輪通し共生社会を

3月19日

パラ五輪通し共生社会を

田口さんが人権講演会

3月19日~3月19日

金沢区・磯子区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

  • 果物の頭はどこ?

    金子さんの草花の不思議発見第9回 リンゴとミカン

    果物の頭はどこ?

    文・日本自然保護協会自然観察指導員 金子昇(金沢区富岡西在住)

    2月15日号

  • 物語でめぐるわが街

    著・徳冨蘆花(「自然と人生」岩波文庫)

    物語でめぐるわが街

    文・協力/金沢図書館『沙濱の潮干』

    2月8日号

  • 富岡に残る戦跡

    金沢区制70周年記念連載 「地元の歴史 振り返る」第21回

    富岡に残る戦跡

    文/NPO法人横濱金澤シティガイド協会本コラムでは2018年5月に金沢区が区制70周年を迎えるにあたり、シティガイド協会の協力を得て、地元の歴史を振り返る

    2月8日号

金沢区・磯子区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2018年2月15日号

政治の村で詳細情報発信中

お問い合わせ

外部リンク